日本母乳の会は、「一人でも多くの母と子に母乳で育てられる幸せを」を目標に活動し、研修会を開始しています。
8月第1週の「世界母乳週間」には、母乳育児シンポジウムを開催していますが、1000人を超える方が参加されています。シンポジウムでは、多くの人が抱えている問題点、疑問点を取り上げてきましたが、参加人数の増加とともに、十分な発言時間を確保することが困難になりました。そこで、2002年からは、母乳育児支援に関わる方の個々の悩みや問題点を身近に話し合い、解消しようと、少人数(5〜7人)で議論できるワークショップを開催してきています。
このワークショップはグループ対話型研修会といえます。
現在、全国各地で母乳育児関連の勉強会などが開催されています。多くの方が、たくさんの情報の中で戸惑っています。このワークショップは、少人数でお互いに疑問点や問題点を出し合い、考え、答えを導き出す過程を大事にしています。
参加者からは、「母乳育児に対する意識を高めることができた」、「自分の施設の母乳育児に対する状況を話す事ができた」「他の施設の母乳育児に対する状況を聞くことができた」「日頃の疑問が解けた」「教えてもらうだけではなく、自分で考える重要性がわかった」などの声が寄せられています。お互いに、現場の生の声を聞くことによって、抱えている問題点、疑問点が解決されていきます。
日本母乳の会のワークショップは、多職種の方々が参加し、職種の垣根を越えて討論します。問題解決のアイデアが見方を変えた様々な角度で検討され、洗練されていきます。さらに、討論の成果を発表し、討論し、その内容を他のグループとも共有できます。
当初は長時間の話し合いは大変だと、誰もが感じます。しかし、討論が進むうちに、不思議と、もっともっとお話し会いたいという気持ちが出てきます。これが母乳育児ワークショップの魅力だと参加された方の多くの方が話されます。
グループワークを支援するアドバイザー役として、日本母乳の会のワークショップ委員がサポートします。
母乳育児に関心がある方々、母乳育児を行っている方々、ぜひともご参加ください。
ワークショップ研修の後は温泉で日頃の疲れをぜひ、癒してください。
・日本母乳の会では10カ条の教育の一環として位置づけています。
・BFH認定申請を希望されている施設は、ご参加ください。
・参加された方には修了証が発行されます。
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