日本母乳の会とは

 理事長挨拶

 わが国における母乳育児の復興への道は、WHO/ユニセフの“あかちゃんにやさしい病院”推進キャンペーンによる功績が極めて大きいと思います。
このキャンペーンは、発展途上国での乳児死亡率減少や栄養失調の改善を目的に開始した運動であるので、母乳のもつ免疫学的、栄養学的な視点が主体でありました。
しかし日本母乳の会では、当初から母子や家族関係の構築を基本にした育児支援の視点から取り組んでおります。
母乳育児こそ育児の根底であり、母子や家族の関係構築の基本になると思うからであります。
今後も初心であるボランティア精神と育児支援を視点にした母子、家族支援を基本にして更なる発展に努めてまいります。

 日本母乳の会ができるまで

1989年
WHO(世界保健機構)とUNICEF(国連児童基金)は、全世界の産科医療(新生児医療も含む)に携わる人々に、母乳育児を保護して、推進し、そして支援するように呼びかけ、「母乳育児成功のための10ヵ条」という共同宣言をしました。

1992年
8月1日を「世界母乳の日」、8月第1週を「世界母乳週間」と定められました。日本では、この日を記念して、国立岡山病院名誉院長 故 山内逸郎先生の提唱のもとに、全国各地より母乳育児の実践に熱心な産科医・小児科医が大阪に集まり、「母乳をすすめるための産科医と小児科医の集い」が開かれ、母乳育児を推進していくための方策など、2日間にわたり熱心な討論が行われました。以来、「集い」の参加希望者は、年々増加して、「集い」は「会」へと、さらに「日本母乳の会」へと発展的に改名してきました。また、会員は医師だけではなく、助産師、看護師、保健師、母親達など、母乳育児を推進し、支援していきたいと願う仲間が増え続けています。

 これからの日本母乳の会

日本母乳の会は、これまでの母子支援、家族支援へ向けた取り組みから、母子を取り巻く環境に視点をおいて、家族の積極的な参加と他団体や地域、そして行政との連携、協働で、より多角的視点からの統合的母乳育児支援に取り組んでまいりたいと思います。

  1. 母子・家族ファーストの視点と社会的な啓蒙

  2. 多角的なアプローチからの家族支援

  3. 母乳育児支援への連続性と関係性の確保

  4. 各都道府県に少なくとも1箇所のBFHから複数のBFHへ

  5. 世界への情報発信とメッセージ

 事業内容

 これまで、日本母乳の会は

  1. 山内3.5か条

  2. 2.母乳育児成功のための10か条の普及と実践を基本に

  3. 厚生労働省からの“授乳と離乳の支援ガイド”作成への参画、そして普及に取り組んでおります。

 日本母乳の会の主要事業

  1. 母乳育児シンポジウムの開催(8月の母乳育児週間)

  2. 日本におけるBaby bFrindly Hospital(赤ちゃんにやさしい病院)の認定審査業務(ユニセフより委嘱)

  3. 母乳育児の講演会・ワークショップ・研修会の開催。また、講演会開催の援助

  4. 母乳育児をすすめ、援助するための出版物の編集、販売

  5. 母親グループのサポート等

 理事一覧

理事長 山内 芳忠
副理事長 中野
永山 美千子
吉永 宗義
理事 有道 順子
井田 久留美
上原 茂樹
宇津 野博
笠松 堅実
武男
菅沼 ひろ子
杉本 充弘
和男
畑崎 喜芳
時仲
藤脇 伸一郎
山縣 威日
吉野 和男
依田
監事 堀内
飯田 ゆみ子

 委員会一覧

         ワークショップ委員会
         母乳育児支援研修委員会
         BFH連絡会議委員会
         出版委員会
         BFH関連委員会
         学術委員会
         広報委員会
         規約作成委員会

 定款・施行細則

 事務局

日本母乳の会
  Japan Breast Feeding Association
〒165-0026
東京都中野区新井3-9-4
TEL 03-5318-7383
FAX 03-5318-7384
(問い合わせはできるだけFAXでお願いします)
TOPへ
PCサイトに切り替える

ワークショップ