赤ちゃん・子どもが影響を受けやすい甲状腺
A)放射性ヨウ素は、大人では体内に入った約7%が甲状腺に留まり、残りは24 時間以内に排出されます。一方、子どもでは、約20%が甲状腺にたまってしまいます。従って、子どもの方が健康への影響は大きくなりやすいのです。しかし、今回の規制値は、子どもが放射性ヨウ素に被ばくした食物の摂取を続けても問題がない結果を基に作られていますので、安心してください。 甲状腺に影響してチェルノブイリ原発事故後に小児の甲状腺がんの多発を長年にわたって調査し続けた長崎大学医学部教授 山下俊一氏によれば、現在報告されている量の母親への被爆で、食物連鎖による母乳への放射性ヨードが蓄積し、それが幼児の甲状腺がんを引き起こす可能性は限りなく0に近いことをコメントされています。
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