日本母乳の会ではBFH 施設におけるNICU のケアについてのワークショップを開催することになりました。開催趣旨をご理解戴き、ご協力をお願い申し上げます。
【開催趣旨】
BFHIをさらにNICUのケアの領域にも広げ、 全ての赤ちゃんにこの考えを広げようと、2009 年に「新生児病棟での母乳育児成功のため の10カ条」が作成されました。 このガイドを参考にした基準で北欧などではBFNICU(Baby Friendly NICU)の認定 が始まり、WHOもBFNICU に積極的に取り組もうとしています。 こういう世界的な動きを受け、日本母乳の会も BFNICU に取り組みます。その第一歩として昨年 BFH 認定施設における NICU のケアについてのアンケートを実施しました。その結果は昨年、ジュネーブで開催 されたWHOBFHI 会議や日本新生児成育学会に発表しましたが、このアンケートの結果を みると、施設による差が大きいことがわかりました。
【NICU のケアの標準化を考えます】
そこで NICU 入院となる赤ちゃんにも“やさしいケア”を広めようと、ワークショップを 開催する事にいたしました。日本の新生児医療や看護は、“後遺症なき救命”の使命と共に、 母子分離を余儀なくされた親子に対して Family-centered-care や、Developmental Care を実践し、親子の絆の形成に尽力した歴史があります。この日頃の実践を、母乳育児の視点から語りあい深めていきます。 今後、BFNICU の認定推薦を含めて、日本における NICU の母乳育児のケア等のコンセンサス作りが重要となります。その第一歩としてのワークショップです。ぜひとも、皆さまのご参加をお願い申し上げます。