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インターネット等で販売されている「母乳」を購入されることに関するご注意
2015(平成27)年7月
一般社団法人 日本母乳の会

平成27年7月3日付の毎日新聞朝刊で、インターネット等で販売されている「母乳」についての報道がなされました。そこには、同紙が入手した「母乳」には母乳以外に人工乳(粉ミルク)が添加されており純粋な母乳とは言えないこと、栄養分は母乳の半分ほどであったこと、また細菌が多く含まれ不衛生であったことなどが記述されています。
この報道、それに端を発した厚生労働省からの依頼、消費者庁の注意喚起、さらに2015年4月に米国小児科学会が発表した注意喚起を受けて、「日本母乳の会」では以下のように考えます。

お母さんへ
わが子のために、母乳や食べ物をインターネット等で買い求めようと思いましたら、ちょっと待って考えてみましょう。

インターネット等での買い物は手軽ですので赤ちゃんのいる家庭ではとっても便利です。しかし、インターネット等での販売について基準や規制がなく、販売者の良心に任せているのが現状です。赤ちゃんに与えるものについては、慎重な心構えが大事です。
基本的に「母乳」をインターネット等で買うことはおすすめできません。

1. 母乳が出ないで困っていたり、悩んでいたら、お母さんは、本当に母乳が不足してい
るのかを最寄りの「赤ちゃんにやさしい病院 BFH=Baby Friendly Hospital」(本ホームページに所在地や電話番号を掲載)に相談をしてください。BFHの産科外来に電話をするなどして、「母乳のことで相談したい」とお伝えください。
2. インターネット等で販売されている「母乳」の純度や衛生面での信頼性は明確でないことを認識してください。
3. インターネット等で販売されている「母乳」を通して赤ちゃんにHIV(エイズウイルス)、HTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルス)、HBV(B型肝炎ウイルス)、サイトメガロウイルスなどの感染がおこるリスクがあります。
4. インターネット等で販売されている「母乳」には人工乳(粉ミルク)が混入している可能性があり、それによるアレルギーや乳糖不耐症が起こるリスクがあります。
5. 母乳が出ないことで悩んでいるお母さんは、赤ちゃんに母乳を与えられないことで、自分を責めてしまいがちです。子育てに母乳は大事なことですが、母乳さえあげていれば、よい子育てができるということではありません。母乳でも人工乳でも一番大事なことは赤ちゃんを抱っこして、語りかけての授乳です。
スマホをしながら、テレビを見ながら母乳を与えていては、よくありません。母乳だけが赤ちゃんの栄養と考えずに、愛情をもって人工乳をあげることでも赤ちゃんは立派に育つことを信じて下さい。


専門家の方へ
上記に加えて
1. 母乳が出ないとお母さんが訴える場合、お母さんが妊娠・出産後、産科施設でどんなケアを受けたかが母乳分泌に大きな影響を及ぼすことを念頭において、支援してください。ただ、「がんばりなさい」といっても、お母さんを追い詰めてしまうことになります。混合栄養でしたら、人工乳を足していきながら、母乳分泌を維持し、少しずつ増やしていけるようなケアをしてあげましょう。
2. 今後、出産する母子が一人でも多く母乳育児ができるように、産科施設での母子同室など、母乳育児ができる環境を作るようにお願いします。

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