母乳の会とは
 お知らせ
 母乳育児シンポジウム
    次回シンポジウム
    過去のシンポジウム
 BFH
   BFH認定
   BFH認定施設所在地
   BFHI会議
 ワークショップ
    次回ワークショップ
    過去のワークショップ
 母乳育児支援研修会
    次回研修会
    過去の研修会
 BFNICUワークショップ
    次回ワークショップ
    過去のワークショップ
 データバンク
 Q&A
 関連書籍
 リンク
.
 災害時特別メニュー
    母乳育児Q&A 特別編
   新型コロナウイルス感染症

世界母乳の日、世界母乳週間にあたり、日本母乳の会としてご挨拶申し上げます

 2020年(令和2年)8月1日
一般社団法人日本母乳の会代表理事 吉永宗義

81日は「世界母乳の日」、その最初の週は「世界母乳週間」です。これは1992年にWABAWorld Alliance for Breastfeeding Action)が提唱し、WHO/UNICEF強力に推し進め、世界中で母乳育児を広める会議やイベントが行われています。日本では、これを受けて、日本母乳の会の元を築かれた山内逸郎先生は「母乳をすすめるための産科医と小児科医の集い」を大阪で開催されました。これが、毎年日本母乳の会が開催している「母乳育児シンポジウム」の第1回目でした。その後毎年この時期に「母乳育児シンポジウム」を開催し、今年は29回目を山形で開催する予定で準備してまいりました。しかし、今年は東京オリンピック・パラリンピックが7月下旬から8月にかけて行われることが決まっていた関係で、8月下旬に時期をずらすことにしておりました。さらに、予想だにできなかった新型コロナウイルス感染の拡大によって、本年の「母乳育児シンポジウム」を断念し、来年に延期することにいたしました。

  新型コロナウイルス感染はいったん収まるかとも思われましたが、ここにきて第2波の到来と拡大が懸念される状況になってまいりました。この間、母乳育児支援の在り方について、国内外から多くのデータが提供されたり、保健・医療関連の団体からの提言などもありましたが、混乱している状況です。世界的に見れば、新型コロナウイルス感染も他の伝染性感染症(マラリア、麻疹、風疹、結核など)や胃腸炎や肺炎のような市中感染症の予防のためには母乳育児を継続するメリットが大きいことが理解できます。しかし、新型コロナウイルス感染のリスクを軽く考えることは危険ですし、確実な予防方法や治療法がない以上、母子分離や早期母子接触の制限が行われるほうが、母子にかかわる感染の拡大や重症化を回避できるという考え方にも一理あります。また、分娩施設での医療従事者の感染予防も考慮しなければなりません。
  日本母乳の会ではホームページを通じて、新型コロナウイルス感染状況下における現在の国内外の保健・医療関連団体の方針などを紹介しています。また、その情報を共有するとともに、母親や家族との間で母乳育児の方針についてよく話し合いをするようにすすめています。答えは一つではありませんが、感染のリスクがあるからと言って、母子接触や母乳育児を行わず、人工栄養をすすめるような安易な考え方を避けなければなりません。特に、WHOコードに抵触するような母乳代替品の積極的な宣伝や使用は厳に慎む必要があります。

 81日の「世界母乳の日」にあたり、改めて母乳育児の原点にたち返り、このような世界的感染症が拡大する時期だからこそ、心身の健康のための母乳育児支援、ヒトというかけがえのない存在を育てる育児を、いかにすすめるかを知恵を絞って行っていきたいものです。


 

<< 前を表示 | 次を表示 >>

理事会専用ページ


*