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第22回母乳育児シンポジウム「赤ちゃんと家族にやさしい社会をめざして」
実行委員会からお礼のご挨拶


実行委員長 杉本充弘 日本赤十字社医療センター

第22回母乳育児シンポジウムは2013年8月3日(土)、4日(日)の2日間東京都品川のTKPガーデンシティ品川で開催され、約1,100人の方にご参加をいただき、誠に有難うございました。

今年度は、新潟市民病院、ベルランド総合病院、組合立諏訪中央病院、桑原母と子クリニックの4施設が、WHO/ユニセフより「赤ちゃんにやさしい病院(BFH)」として認定証を授与されました。

基調講演は、吉永宗義先生より「内なる自然を守る母乳育児─私たちはどのようにして人になったか」のテーマで人を育てる視点から母乳育児をとらえることの重要性をご講演いただきました。
シンポジウムT「あらためて母乳育児の原点に立ち返る─入院中の支援を見直す」は、「早期母子接触」、「母子同室」、「頻回授乳」、「補足と支援」など入院中のケアを通して「10カ条」実践の難しさと対応策について意見交換が行われました。
シンポジウムU「育児が困難な母親への母乳育児支援」は、「身体的、社会的、精神的などの問題をかかえた母親への支援」と、「分離された母子への支援」について報告があり、多職種のチームで取り組む必要性と退院後に地域の母子支援につなぐ重要性を提言していただきました。
「特別講演」は、森田ゆり先生より「母と子のエンパワメント─MY TREE ペアレンツ・親の回復プログラムの実践から」のテーマで母乳育児が母子の愛着形成に重要であり、エンパワメントとは本来もっている力を豊かにすること、子どもの人権を尊重し、児童虐待やドメスティックバイオレンスは公衆衛生の視点でとらえることの重要性をご講演いただきました。
市民公開シンポジウム「社会に広げよう!母乳育児」は、母乳育児をとりまく社会環境として「働く女性の母乳育児」と「母子・家族が使いやすい快適な授乳室をめざして」の発表があり、退院後の母乳育児支援として、山梨県甲州市、東京都江東区、福島県富岡町、沖縄県糸満市など地域の母乳育児支援活動が報告されました。
市民公開シンポジウムから母乳育児を社会へ広げるための提言として、@授乳室、子育て関連施設・設備の充実、A育児休業等の制度充実と職場と家族の理解促進、B母乳教室、母子訪問、電話相談等、行政の積極的サポート促進、C産院・地域・行政の連携により見守りが必要な例を支援、D市民参加による子育て支援ネットワークの形成、E被災地母乳育児支援ボランティア登録制度の設立、など6項目が挙げられました。

最後に、今回のシンポジウムにご参加された方々が、多くの気づきと学びからエンパワメントされ、母乳育児支援に取り組まれることで、より多くの母子が健やかに成長されることを祈念いたします。


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