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日本の真ん中からの発信したかった母乳育児支援のメッセージ

第24回母乳育児シンポジウム実行委員長 田中滋己

  今年も盛夏の中、世界母乳育児週間に合わせた8月1日(土)、2日(日)の2日間、第24回母乳育児シンポジウムを名古屋国際会議場で開催しました。参加者は950名で昨年同様、盛会となりました。

  今回のシンポジウムは初めての中部圏での開催であり実行委員会では日本の中心からメッセージを発したい、母乳育児の輪を広げてゆきたいとの思いと中部圏での今後の母乳育児支援活動の起爆剤にしたいとの思いがありました。前者の思いは一般演題からシンポジウム、ワークショップに至るテーマの連携がうまく機能して、目指していたメッセージの発信ができたのではないかと考えております。また後者の中部圏での今後のBFHIの活動活性化に関しては実行委員として参加いただいた方々の交流、結束の強化されたことが今後の地域での母乳育児支援の活性化に好影響を及ぼすと思います。更に、長年BFHを目指してこられた岐阜県総合医療センターが念願叶い認定を受けて本シンポジウムで認定式に臨まれたことも今後の中部圏での母乳育児活性化を後押しする形になったと思います。

  シンポジウムのテーマ1では妊娠から産科施設を退院するまでの早期の母乳育児支援について、支援の時期に対応して各々の施設で取り組まれている状況と特徴についてお話しいただきました。退院後の母乳育児支援に関する取り組みについてはテーマ2で職種領域別で特性を踏まえた観点から各施設の状況を発表いただきました。またテーマ2であげられた問題点もテーマ3の地域行政における母子支援事業、母乳育児支援の連携への問題提起として、うまくテーマの懸け橋となっていたように思います。各シンポジウムにおいて成功例だけでなく困難なこと、うまくいっていないことなど本音を話していただきたいと考えていた実行委員会の願いも機能してシンポジウムのテーマをより深くしてくれました。今回、NICUにおけるBFHIをワークショップとして取り上げたのは近年、BFHに周産期母子医療センターやNICUを含む施設が増加していることが主な理由でしたが偶然、NeoBFHIの国際学会が開催されたことも重なって参加者にはとても興味のあるワークショップになったと思っています。

  最後に参加者をはじめ本シンポジウムを様々な形で支えていただいた関係者の方々に心より感謝したいと思います。



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