「第20回母乳育児シンポジウム」 京都開催に当たって
第20回母乳育児シンポジウム実行委員長 山内 芳忠 日本母乳の会代表理事
副実行委員長 龍見 信哉 パルモア病院
大谷ゆかり 舞鶴共済病院
依田 卓 日本母乳の会運営委員
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東日本大震災で被災されました皆様には、心よりお見舞い申し上げます。また、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
母乳育児シンポジウムは今年で20回を迎え、京都市で開催します。京都は日本の伝統文化の中心地でもあり、母親による母乳育児推進運動の発祥の地です。日本母乳の会の20年間にわたる母乳育児推進運動は着実に進み、失われかけた母乳育児を再び、日本の母子に定着させてきました。しかし、いまだに母乳で育てられる母子は1カ月の時点で44.5%と半数にも及びません。 20年を機に新たな母乳育児の原点として「伝える・伝わる 母乳育児」を大テーマとしました。
教育講演は長崎大学教授の篠原一之先生の『匂い・五感を介した母子間・家族のコミュニケーション』です。お母さんと赤ちゃんが匂いや五感を通して、何を伝えあっているのかをお話しして頂く予定です。 特別講演は、大阪大学総長の鷲田清一先生の『「待つ」ことの意味―今、わたしたちに問われていること』です。母乳分泌を待つ、体の変化を待つ、患者さんの回復を待つ、など、すべての行為が待つことから始まります。「待つこと」の意味・役割をお話しして頂く予定です。 シンポジウムは2つです。シンポジウム1は、「母乳育児 施設で支えるはじめの一歩」です。出生後24時間の支援の重要性、とりわけ早期授乳、母子同室、頻回授乳に触れ、母乳不足感とは何か、チームとして母乳育児支援、など議論していただきます。 シンポジウム2は、「社会環境の変化の中で母乳育児支援を考える」です。分娩の集中化による入院期間の短縮は母乳育児にどのように変化をもたらすか、高齢初産や若年出産、あるいは育児不安を抱く母親などの増加など社会の変化により母乳育児支援が難しくなりつつあります。医療者が社会とどう向き合っていくかについて議論します。 特別企画として、「東日本大震災―母子への支援」をテーマにシンポジウムを行います。今回の未曾有の震災は私たちにさまざまな問題を投げかけました。情報の出し方、母乳育児支援、母乳以外で育っている母子への支援、そして私たちの生活スタイルなど、見つめなおすきっかけになりました。震災時の体験を多くの方に語って頂き、語り継ぐ大切さを伝え、実践にそった災害時の支援を考えていきたいと考えています。このシンポジウムは一般の方も参加できます。 その他、全国各地の施設から母乳育児支援を口演やポスター発表で報告していただきます。また、「赤ちゃんにやさしい病院」認定を目指している施設を対象として、認定に向けての相談コーナーを設けます。 毎年、このシンポジウムにおいて、赤ちゃんにやさしい病院・BFHの認定式を行っていますが、今年は、大震災のためにBFH認定の現地調査を十分に行うことができない状況となり、秋以降に延期となりました。従来行われていた、シンポジウムでの認定式は中止となりました。 この度の大震災は日頃からの母乳育児の重要性を再認識させられました。今回のシンポジウムを通し、一人でも多くの母子が母乳育児をできるようにと願い、皆様のご参加をお待ちしております。
プログラムは3ページ目、参加申込書・宿泊申込書は4ページ目に掲載しています。 ”次を表示 >>” から進んでご覧下さい。
第20回母乳育児シンポジウムは終了しました。
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京都市 みやこめっせ
〒606-8343 京都市左京区岡崎成勝寺9-1 TEL 075-762-2630
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地下鉄 東西線「東山駅」より徒歩約8分
京都駅 市バス5,100系統 「京都会館・美術館前」下車 市バス206系統 「東山二条」下車 四条河原町 市バス5,32,46系統 「京都会館・美術館前」下車 市バス31,201,203系統 「東山二条」 下車 三条京阪 市バス5系統 「京都会館・美術館前」下車
【後援】 ユニセフ 厚生労働省 日本産科婦人科学会 日本小児科学会 日本小児科医会 日本助産師会 日本周産期・新生児医学会 日本看護協会 京都産婦人科医会 京都府 京都市
*本シンポジウムは日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会、日本小児科学会、日本助産師会 日本周産期・新生児医学会の研修会として認定されており、研修シールが発行されます。
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テーマ 「伝える 伝わる 母乳育児」
すべての基本は人とのつながりであり、今コミュニケーション能力が不足しているのではないか。 母乳育児を伝えているつもりでも伝わっていないことが多いことを感じます。 「伝える・伝わる」はその原点です。
内容は今後変更となる可能性もあります。ご了承下さい。
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シンポジウム参加申込書・宿泊申込書
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参加申込書と宿泊申込書は送付先が異なります。 お間違えの無い様にお願い致します。
ファイルの閲覧にはAdobe Reader等が必要です。
事前登録、宿泊申し込みの受け付けは終了しました。
← 「第20回母乳育児シンポジウム」 ご案内 (PDF: 274KB)
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← シンポジウムポスター (PDF: 300KB)
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第20回母乳育児シンポジウム 「赤ちゃんにやさしい病院」相談コーナー
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一般社団法人日本母乳の会 第20回母乳育児シンポジウム実行委員会
第20回母乳育児シンポジウム 「赤ちゃんにやさしい病院」BFH」認定申請のご相談をされる方へ 「赤ちゃんにやさしい病院」BFH」認定申請のご相談コーナーを本年も開設します。 ・日 時:8月6日 14:30〜15:30まで 8月7日 11:30〜12:30まで ・場 所:第20回母乳育児シンポジウム会場 受付の両サイドの部屋(当日、BFH相談コーナーとして、張り出してあります) ・担当者:日本母乳の会運営委、および、第20回母乳育児シンポジウム実行委員会BFH施設の担当者 第20回母乳育児シンポジウム「赤ちゃんにやさしい病院(BFH)相談コーナー」にお申し込みの方は、 下記の「BFH相談コーナー申込書」にご記入の上、お申し込みください。 (以下の説明文をお読みください) T.申し込み手順 1)「BFH相談コーナー」への申し込み @申し込み用紙にご記入の上、事前に事務局までメールかFAXでお送りください。 *今年度より、予約申し込み制となっています。 メールは sympo@bonyu.or.jp FAXは 03-5318-7384 です。 A申し込みは、施設単位です。個人の申込みはご遠慮ください *当日の出席者は、5名まで。できるだけ多職種の方にお願いします。 B申し込み締切りは、8月3日(水)です 2)相談日時(ex.第1日の何時より・・)は後ほどご連絡します。
U.当日の手順 1)「相談コーナー」の場所は、当日、「総合受付」か「会場内のサブ・スクリーン」に、案内いたします。 *準備などの都合により、時間等に若干の変更があるかもしれませんので、当日再度ご確認ください。 2)相談、検討、意見交換コーナーの時間は30分とさせていただきます。ご協力をお願いします。 *提出された「BFH相談」用紙の内容を、できるだけコンパクトにまとめて、ご質問をお願いします 3)相談者(コーナー担当者も)は、まとめのレポートを提出していただきます。よろしくお願いします。 *用紙は当日、お渡しします
申し込みは締め切りました。
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← BFH相談コーナー要項・申込書 (PDF: 125KB)
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